通院 9日目
6/16(金)
外科手術はとりあえずしない、と決めてから初めての診察。血液検査とCTスキャンを行った。
良くも悪くもない
検査結果はどちらも「変化なし」。外科手術しないと膜は固くなる一方ですよ、と念を押された。その分、肺は小さく機能することになるけど仕方ない。
結核性かどうか
あらためて結核性の可能性はどれくらいあるのかを聞いてみたところ、ほぼない、とのことだった。だとすると、他の菌やウィルスが原因だということで、海外渡航歴や何か変わったものを食べたかを聞かれたが、思い当たらない。何にせよ反省すべきは、すぐに医者に行かなかったことだ。関係あるかどうかわからないけれど、胸が苦しい時期があり、その時点でレントゲンさえ撮っていれば状況は変わっていたのだから。
次回は9月末
様子を見ると決めたので、次回は3か月後。本日の診療費は約8,000円。
通院 8日目
5/12(金)
外科手術について話を聞いたが、気が進まなかったので様子を見ることにした。
呼吸器外科
呼吸器内科と呼吸器外科は隣にあるのだが、科が違えば「初診」扱いになるようで、最初にこの病院に来たときと同じことをまた聞かれた。まあそういうものなのかもしれないが。
肺を拡げるための治療
針で抜くより多くの胸水を抜けるのは間違いないが、おそらくは膜が固くなっており、そのままでは拡がらないだろうとのこと。それで、肋骨を削って、近辺の肺を拡げる、などの処置がとられるようだ。少し怖い。
原因を探るための治療
CTスキャンで少し気になる部分があり、これを採取して調べればなにか分かるかもしれないのだが、これも膜が固くなっているせいで、確実にその部分の細胞を採取できるかはわからないとのことだった。
内科で様子見
外科で話を聞いても「手術したい」という気持ちになれなかったので、とりあえずは内科で経過を見ることにした。運動は控えていたけど、再開しようかな。
通院 7日目
4/14(金)
4/8(土)に受けたPET/CTの結果が聞きに通院。
やっぱりわからない
PET/CTで識別できる癌は見つからなかった。悪い方には行っていないのだが、一向に診療が進んでいない気がする。
早期治療の重要性
原因がわからないにせよ、自覚症状がないにせよ、胸水が溜まることによって肺がつぶれて小さくなっている。肺活量が小さくなることが日常生活においても、少しジョギングやマラソンを楽しむことにおいても、どれほど影響があるのかわからない。そう言われれば、なんだか息が上がるのが早くなったような気もするし、単なる気のせいのようでもあるし。ただ、治療の目的の一つは、この肺の大きさを元に戻す、ということだ。
今まで二度胸水を抜いたが、その後のCTスキャンの結果では肺の大きさは変わっていない。慢性化してしまい、膜が固くなっているようだ。昨年の12月に風邪の治療で撮ったレントゲンで判明した胸水だが、昨年3月の健康診断の時にはなかったわけで、たとえば昨年6月くらいに溜まり始めたのだとして、その時点で抜いていれば、肺はすぐに元の大きさに戻ったのではないか、とのこと。思い当たることはないにせよ、風邪を引いてもお医者さんに診てもらうことはあまりしないので、少し悔やまれる。これから家族や人には、診療所に行くことを勧めよう。
外科治療の可能性
肺を拡げるにも、原因を探るにも、まずは外科の先生の話を聞いてみることになった。本日の診療費は1,000円程度。
通院 6日目
3/24(金)
結局、なぜ胸水が溜まっているかはわからないようだ。
胸水
レントゲンを撮って先生のところへ。影がなくなるなんてことはなかった。抜いた胸水に細菌やウィルスの痕跡はなかった。血液検査も正常域を出ない。とはいえ、胸水が溜まり、肺が少しつぶれているのは事実なので、何かあるはずなのではあるが…
PET/CT
癌が原因で胸水が溜まることもあるので、それを調べるためにPET/CTというものを勧められた。この大病院でもできない検査だそうで、自己負担が3万円程度かかる。癌細胞がブドウ糖を消費することを利用して、放射線を含んだブドウ糖に似た構造の薬剤を投与して、CTスキャンのような装置で撮影すると、癌細胞が識別できるそうだ。体を切るよりはましなので、受けることにした。
血液検査
いくつか追加の血液検査をして、会計した。診療費は3,000円程度。
通院 5日目
3/15(水)
前の病院だって結構大きかったのだけど、ここはすごい。少し遅めの予約だったこともあるけれど、人がたくさん。紹介状と保険証を受付に出すと、カードを作ってくれた。
呼吸器内科
呼吸器外科がないから転院、という話だったので、てっきり外科に紹介されたものだと思っていたが、ふたを開けてみたら内科だった。診療の前に、CTとレントゲンを、と言われ、「やっぱり」と思いつつ、撮りに行った。CTはすぐに撮ってもらえたが、レントゲンは少し待たされた。
やはり結核?
担当医の先生が経緯を聞いてくる。紹介状には一体何が書いてあるのかとも思うが、一通り説明すると、「やはり結核性胸膜炎」の可能性が高い、とのこと。外科手術には慎重な先生のようで、こちらから嫌だと言う必要がなかった。「血液検査と胸水の検査をしましょう」って、血液検査はともかく、胸水って今日抜けるの?
血液検査
昨日の今日なのに試験管10本も抜かれた。やっぱり昨日の検査は無駄だったか。さすがに腕が痺れた感じがした。
胸水
救急のベッドで、胸水を抜いた。麻酔していても、抜くときに痛い。お腹が縮まるような気がして気分が悪くなった。なかなか抜けない、みたいなことを言っていたが、結構な量があった。そのあと、レントゲンを再び。肺に穴を開けていないかどうかの検査ってことはもう分かる。
ツベルクリン
診療室に戻ると、胸水の検査は1週間後に分かるとのこと。早い。それでツベルクリン反応も見たい、とのことで、それもやった。小学生の時以来かな。結果は48時間後、自分で腫れの大きさを記録してくれ、とのこと。会計して終了。ずいぶん検査したので、診療費は23,000円程度。疲れた。