胸膜炎闘病記

胸膜炎と診断されてからの日記

隔離病室 3日目

12/30(金)

病室は南向きで陽当たりが良い。部屋の温度は少し高過ぎる感じ。日中は横になることを避けて、枕を背に当てていたが、電動リクライニングだと知った。やることがないので、スマホで何冊も電子書籍を読んでいる。

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ツイッター業物語

読みかけて忘れていた電子書籍の一つがTwitter創業の話。

ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り

ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り

西海岸のITベンチャーの話が結構好きでよく読んでいる。シリコンバレーではなくサンフランシスコが舞台となる本書は、自分に土地勘がないためか、前回途中で断念してしまったのだが、改めて読んでみると面白い。

ITサービスのアイデアは出尽くしていて、もう新しいものは現れないのではないかと思う反面、今どこかで数年後にシェアを取っている新しいサービスが生まれているのかも知れないとも思う。そういうところでは、密度の高い人の想いが交錯していろいろなことが起こるのだろう。

胸膜炎の原因は何?

連日、外はいい天気で南向きのこの部屋は暖房と太陽で暖めらる。寝巻きの上着を脱いだり、着たりして調整していたが、何だか調子が悪くなってきた。痛いというほどではない頭痛を感じる。

横になって考える。自覚症状はないものの、いま自分が胸膜炎にかかっているのはレントゲンやCTの結果から明白だ。そして胸膜炎の理由として一般的に挙げられているのが、以下の三つ。

希望的観測の含めてウィルス性かと思っていたのだが、肺炎を伴わない胸膜炎としては、あまりメジャーではないようだ。肺炎の症状を調べてみたが、やはり覚えがない。自然に治るということもないようだし、今も肺炎は起こしていない。呼吸で取り込んだウィルスが肺炎や肺炎らしい症状は起こさずに、胸膜炎を引き起こしている、ということだ。ウィルスに抗生物質は効かない、という点では合致するが…

結核性の場合、感染したのは何年も前で、今たまたま胸膜で発病したという可能性も出てくる。が、こちらもやはり肺結核の結果として結核性胸膜炎を起こすのがほとんどのようだ。だから、いま隔離されていて、排菌を疑われているのだろう。毎日、抗生物質を点滴しているが、これはまさに結核菌を抑えるためなのだろう。

癌。CTの結果、小さな突起のようなものがあり、これがひょっとすると癌なのでは?とは言われているが、肺癌のほとんどが喫煙を原因をするものだとすると、自身も家族も喫煙しない状況での可能性は薄いように思う。

医師の見立ての通り、結核性を疑うのは仕方ないように思える。もう少し、早く診断ができるといいのだが…